日本の消費者がイタリア語のワイン用語に出会うのはワインの瓶のラベルの表・裏か、瓶に付けてある小さな説明カードなので、ここではそれらのワイン用語を説明してみます。

  • Abbinamento アッビナメント 料理とワインの相性のこと。良い場合も悪い場合もある。
  • Abboccato アッボカート ワインの甘味表現で「薄甘口」。ワインの中の未発酵の残存糖分が4~12g/ℓ。
  • Acidità アチディタ ワインの含まれる酸の度合い。リンゴ酸・乳酸・
  • 琥珀酸などの量を全て酒石酸の比重に換算してある。千分比で示す。
  • Affinamento ワイン熟成の最終段階でワインを数か月樽からガラス瓶に移し変えて洗練させること。
  • Amabile アマービレ ワインの甘味表現で「中甘口」。ワインの中の
  • 未発酵の残存糖分が12~45g/ℓ。
  • Anidride Solforosa アニドリーデ・ゾルフォローサ
  • 二酸化硫黄(SO2)。酸化防止剤で、ガスは亜硫酸、固形はメタ重亜硫酸カリウムと言う。
  • Annata アンナータ ぶどうの収穫年。Vendemmia ヴェンデンミアとも言う。
  • Appassimento アッパッシメント 収穫したぶどうをスノコの上に並べて半乾燥させて糖度を高めること。甘口ワインを造る1方法。
  • Aroma アローマ ワインの香りで、原料ぶどうに由来するもの、発酵の段階で生じるもの、熟成の過程で生まれるものの3種がある。
  • Aromatico アロマティコ 「アローマ付きの」という意味。EUが指定したアローマの強い12品種のぶどうとその発泡性ワインに使用する。
  • Astringente アストリンジェント 収斂性が強いワインを表す言葉。
  • Autoctono アウトクトノ ぶどうの土着品種のこと。その土地に昔からあって、かつ他の地域に無い品種のこと。国際品種の反対。
  • Azienda Agricola アジエンダ・アグリーコラ ワイン醸造所Casa Vinicola カーサ・ヴィニーコラ/ Cantina カンティーナも同じ。
  • Barrique バリック ワイン発酵用あるいは熟成用のクエルクス属の木の小樽で225ℓ。フランス、ボルドー地方で使う。イタリアでも増加中。
  • Blanc de Blancs ブラン・ド・ブラン 発泡性ワインのスプマンテを造るときに、黒ぶどうを使わずに白ぶどうだけで造ったものの副表示。
  • Bottiglia ボッティリア  ワインを入れるガラス瓶。 EU規則で定められている375、750、1500mℓ 入りの瓶が多く流通している。
  • Bouquet ブケ ワインが持つ3つのアローマの1つ。熟成の段階で生まれる花の香り。他のアローマと結合してさらに新しいアローマを生じる。
  • Brut ブルット 発泡性ワイン、スプマンテの糖度を表す言葉。未発酵の残存糖分が15g/ℓ 以内。
  • Caldo カルド 「熱い」という意味。ワインのアルコール度と酸度の両方が高いと、ワインを口中で熱く感じる。それをカルドなワインと言う
  • Cantina Sociale。 カンティーナ・ソチャーレ  醸造協同組合。Cantina Cooperativa カンティーナ・コオぺラティーヴァとも言う。
  • Cerasuolo チェラスオーロ 色の薄めの赤ワイン。ときに、濃い目のロゼワインの色調を表す言葉。
  • Chiaretto キアレット 色の濃いロゼワイン。ときに薄めの赤ワインの色調を表す言葉。
  • Classico クラッシコ  原産地呼称ワインの生産地の中で特に古くからそのワインの生産をしている一部の地区に許される副表示。
  • Consorzio コンソルツィオ 原産地呼称保護協会  原産地呼称ワインを
  • マガイモノから護りかつ宣伝するための生産者の共同組合。
  • Corpo コルポ  ボディーのこと。ワインのアルコール、グリセリン、
  • 固形分などが総体として口中に厚みを感じる。それをコルポと言う。
  • Cru クリュー 「ぶどう畑」のこと。政府に登録した登録者のみそのクリュー名を瓶のラベルに表示できる。フランス、ブルゴーニュのもの。
  • Cuvée キュヴェ 「瓶詰めした」という意味。
  • Crémant クレマン 弱発泡性でガス圧が4気圧程度のワインに使う言葉。
  • イタリアでは生産規定にはあるが、実際には使われていない言葉。
  • Decantazione デカンタツィオーネ  熟成した赤ワインをよみがえらせるために、瓶からガラスの容器に移し替える作業のこと。
  • Disciplinare ディシプリナーレ 上級ワインごとにその造り方を政府が定めた[生産規定]のこと。
  • DOCG, DOC ディ・オ・チ・ジ、 ディ・オ・チ Denominazione di Origine Controllata e Garantita 「統制保証原産地呼称」、 Denominazione di Origine Controllata「統制原産地呼称」の略で2009年7月までそれぞれイタリアワインの最上級および上級ワインの格付けであった。
  • Dolce ドルチェ ワインの甘味表示で「甘口」。ワインの中の未発酵の残存糖分が45g/ℓ以上。
  • Etichetta エティケット  ワインのラベルのこと。
  • Extra Brut エクストラ・ブルット 発泡性ワイン、スプマンテの糖度を表す言葉。残存糖分0~6g/ℓ。
  • Fermentazione Alcolica フェルメンタツィオーネ・アルコーリカ  ワインのアルコール発酵。ぶどう果汁の糖分が発酵してアルコールになること。
  • Fermentazione Malolattica ワインに乳酸菌を添加して乳酸発酵を起こさせ、リンゴ酸を除いてワインの口当りを良くする作業。
  • Gradazione Alcolica/ Grado  Alcolico グラダツィオーネ・アルコーリカ/グラード・アルコーリコ  ワインの総体アルコール度。
  • Imbottigliamento インボッティリアメント ワインの瓶詰め作業のこと。
  • Imbottigliato da ~ インボッティリアート・ダ  ~社の手で瓶詰めされた。
  • Invecchiamento インヴェッキアメント 発酵によって生まれた新生ワインをステンレスタンクから木樽に移して熟成させること。
  • Marca マルカ  商標、銘柄(ブランド)
  • Mosto モスト ワイン用のぶどう果汁のこと。
  • Secco セッコ ワインの甘味表現で「辛口」。ワインの中の未発酵の残存糖分が0~4g/ℓ。口が乾燥するような Asciutto アシュットも同じ。
  • Recioto レチョート  収穫したぶどうを陰干しして糖度を高めた果汁で造る甘口・辛口ワインのこと。 Passito パッシートも同じ。
  • Riserva リセルヴァ  ワインの法定熟成期間が生産規定で定められている並みのものより1~2年長いもの。
  • Superiore スペリオーレ ワインのアルコール度が生産規定で定められている並みのものより0.5~1%高いもの。
  • Tappo タッポ  ワインの瓶の栓で、主にコルク。化学合成の栓も次第に増加している。
  • Vino Spumante ヴィーノ・スプマンテ 発泡性ワイン。瓶内二次発酵と
  • タンク内発酵の2つの造り方がある。並のクラスの発泡酒の表示。
  • Vino Spumante di Qualità ヴィーノ・スプマンテ・ディ・クワリタ並のものより原料ワインのアルコール度が高い上級発泡性ワイン。
  • Vino Spumante Aromatico di Qualità ヴィーノ・スプマンテ・アロマティコ・ディ・クワリタ  原料ぶどうがアローマ付き品種のもの。